おことわり
最初にお断りしておきたいことがあります。
他のブログなどでみるような、
「CIA試験とはこれだ!」みたいな
既に公表された情報をまとめるだけの目的の記事は書きません。
・単純にめんどくさい。
・公表情報なんてどうせすぐ更新される。
この様な理由もあるのですが、
「1分あれば調べられるような事も出来ない様な人がCIAを目指すなんて笑わせるな」
的な思いがあります。(ちょっとキツく言うとね。)
「CIA 公認内部監査人 試験」で検索。以上。です。
その上で、「その情報が最新かどうか」など気になった部分を
日本内部監査協会から手引きやシラバスを参照して見れば良いのです。
詳しくは別の機会に後述しますが、
「一つの情報を鵜呑みにして広い視点を持てない」
「自分で調べるという泥臭い作業はできない」
この様なマインドでは
CIA試験でも監査の仕事でもパフォーマンスを発揮する事は難しいでしょう。
「試験に関する情報を調べ、しっかりと事実を取捨選択し、有利な情報を勉強に活かす。」
「問題文をよく理解し、キーとなる情報を抜き出し、最適な選択肢を選び出す」
「リスクや兆候を調べ、数ある情報の中から根拠を基に仮説を組み立て、結論を導き出す。」
情報を集める段階から、「この人は公認内部監査人として相応な人物なのか」既に試験が始まっていると思ってくださいね。
CIA合格のために必要なこと
今回はCIA試験を合格するために必要な
「心構え」的なところを書こうと思います。
前にも書きましたが、この試験は「ちょっと受けてくるわ!」で受かる試験では無いです。
昔は「簡単だった」という話も聞きますが、今は「簡単ではない」と認識すべきでしょう。
つまり、それなりの覚悟が必要です。
勉強する癖が無い人はまず「勉強時間」の確保が必要です。
その為には何かを犠牲(プライベートの時間を勉強時間)にしなければなりません。
元々の知識レベルや勉強センスにもよりますが、
合格には最低でも600時間が必要と言われています。
これは1日に3.5時間毎日欠かさず勉強して、半年掛かる勉強量です。
私は通勤時間と土曜日を犠牲にし、勉強時間に充てました。
また勉強時間で気をつけておきたいのは、
1週間のプランとして良いのは「5時間×2日間」よりも「1時間×7日間」です。
理由は以下の通りです。
人間の脳は、新たな情報を「電気的な刺激」として受け取り、
その刺激が強ければ強いほど、脳は「必要な情報」として認識します。
この「認識」こそが長期記憶と移行していくためのキーとなります。
刺激を強くする方法はいくつかありますが、1番手っ取り早いのが「反復」です。
例えば、皆さんは昨日の食事を全てすぐに言えますか?おとといは?その前は?
…
言えないですよね。普通…
じゃあ今後1週間の朝昼晩全部カレーと牛乳にしましょう。飽きてもずっとです。
で、1週間後に前日の食事とその前の食事を聞かれたらどうでしょうか。
おそらく即答するでしょう。
「カレーと牛乳」と。
反復をすることで記憶は強化されます。
ですので、なるべく毎日勉強しましょう。結果的にそれが近道になります。
ところで、反復について、私は「回す」という表現が嫌いです。
いや、「ちゃんと回せ」てれば良いんですけど。
この言葉を使う人は「回せ」てない人が多い印象です(勝手w)
「テキストを読み込め」と言われ、「どう読み込むのか?」と詰んでる状況は、
同時期に挑戦していた人達や、他所様のブログでもたまに見かけたりしますが、
「テキストを記憶するくらいに読み込む」ことが本当に出来ているのか?
ボーーーーっとただ眺める。んで眠くなる。
一生懸命文字を追って、フーーー疲れた。なんか読んだ「気」になる。
心当たりありませんか?
「いやいや、数百ページあるテキストを記憶するなんて無理でしょ?」
と思う人もいるでしょうか。
えぇ、できますよ。やり方さえしっかりと押さえておけば。
少なくともCIAでは出来ました。
この話はまた次の機会に。
CIA取得のメリット
資格を取得するにあたり、コストとメリットを自然に考えると思います。
【コスト】
・受講費:予備校を利用する際のコスト。
・教材費:勉強教材のコスト。
・受験費用:後のブログで後述しますが、CIAの受験費用はストレートで合格しても最低113,000円掛かります。
・受かるまでの雑費:勉強の際に使用したカフェ代や移動交通費など。
・時間:これも後述しますが、1~2か月でサクッと受かる試験ではないです。家族がいる場合は協力が不可欠です。
では、これを超えるメリットがあるのか。
私の場合は「YES」でした。
【メリット】
・勉強癖が付いた
合格するには癖が付くくらいには勉強が必須ですので、勉強が生活の一部になります。筆者は合格後は解放感よりも「勉強しない不安感」の方が大きかったです。
・監査業務の骨組みが分かる
監査業務については世界基準の枠組みを習いますので、「イチから仕組みを作れ」と経営者に言われても動じない知識が得られます。
・ビジネススキルの取得
パート3の範囲は広大ですが、一般的なビジネススキルは網羅していますので、他の資格を取得する際に有利です。
・会話の質の上昇
総合的な知識が付くので、相手との会話がスムーズに展開します。例えばシステムエンジニアの方と「SDLC」について会話する時などです。
・箔が付く
名刺に「公認内部監査人」と記載できますし、管理部系を中心に徐々に知名度は出てきているので、CIAは一目置かれます。(監査実務上、これが意外と重要だったりします。機会があればこれも後述します。)
もちろん、コストもメリットも当人の環境しだいです。
あくまで筆者はこうでした、の参考にしてくださいね。
私のスペック
CIA試験を狙うにあたり、ブログを参考にする時に
そのブログを書いている人って、そもそもどのレベルの人よ?
ってことがまず気になりますよね。
例えば学生なのか、公認会計士なのか。
学生が「ここは難しい」と言ったら
「そっか、むずかしいんだなぁ」くらいに思ってお終いかもしれませんが
公認会計士が「ここは難しい」と言ったら
「げぇぇそんなに難しいのかぁ( ̄▽ ̄;)」
と思ってしまうわけです。
そこで今回は、このブログを執筆している「ひがし」のおよそのスペックを記します。
あぁこの程度の人が書いているんだな、と
ご自身のキャリアと比較し、差し引きでご参考にされるのが良いでしょう。
年齢:30代後半 2児の父
最終学歴:4年制大学 法学部
会社歴:上場製造業→上場広告業
職歴:営業(2年)、貿易実務(3年)、内部監査(10年以上)
資格(取得順):日商簿記3級→日商簿記2級→秘書検定3級→公認内部監査人